ブラックリストでも住宅ローンや自動車ローンは組めますか?
ブラックリストになることで、信用取引をすることは難しくなります。
信用取引とは何かと言うと、担保や保証人のない借金ことですね。
何故信用取引ができなくなるのかと言うと、ブラックリストに登録されることで社会的、経済的な信用が損なわれてしまうからだと言えます。
そもそもブラックリストといっても、そのようなリストが存在するのではなく、ある状態を指した言葉なのです。
それは個人信用情報に事故情報がついているといった状態のことですね。
個人信用情報とは、いわばその人の社会的、経済的な信用力を示すための情報であり、個人情報の他にも金融機関の利用状況などが細かく記されているもので、事故情報とは返済遅延や債務整理を行った場合の情報になります。
つまり、金融機関すると個人信用情報にキズがある人は信用することが難しいと言って良いでしょう。
そうした状況で住宅ローンや自動車ローンを組むことができるのかを考えてみます。
住宅ローンと自動車ローンそれぞれについて
マイホームを購入する、またはリフォームする時などに組むことになる住宅ローンですが、基本的にブラックリストに登録されている場合は不利になると考えて間違いありません。
しかし、住宅ローンの場合は総合的な判断がなされるので、事故情報があるからと言って、一概に審査で落とされてしまうとは限りないのが現状です。
例えばですが、どのくらいのお金を住宅ローンで借りるのかによっても異なってくるのですが、仮に2000万円のローンであっても頭金が1000万円あるといったケースだと、かなり審査に通りやすくなると言っても過言ではありません。
これが同じ2000万円の家を買うとしても、頭金なしといったケースだと難しくなってしまうでしょう。
また、住宅ローンに関しては購入する物件の評価額が担保そのものになるので、中古物件よりは新築物件の方が担保としての価値が高く、同じ金額を借りるのであれば新築物件の方がハードルは低くなります。
一方で自動車ローンについては、ブラックリストに登録されていると、かなり難しくなってしまいます。
自動車ローンでも購入した車両本体の所有権を担保とすることが多いのですが、やはりブラックリストではほとんどが審査に落ちてしまうのです。
ただし、ブラックリストと言っても一生残るものではないので、個人信用情報から事故情報が記載されなくなる一定の期間を過ぎれば借りることもできるでしょう。
しかし、事故を起こしてしまった会社との取引ついては難しいです。
何故なら社内情報として残ってしまうからであり、その関連会社にしても審査に通るのは難しいと言えるでしょう。